Under the Violet Moon

２．こちらCB署捜査一係


（電話ベール）
ボス（ティエリア）「はい、こちらCB署捜査一係……なにぃ、ヤオイエリアで殺し？……そうか。分かった」
ネライウチ（ライル）「殺しですか、ボス」
ボス「ヤオイエリア３２だ。現場に向かってくれ、ネライウチ」
ネライウチ「分かりました」
ボス「チョリッス！」
チョリッス（刹那）「チョリ~ッス！」
ボス「ネライウチと一緒に現場に行ってくれ」
チョリッス「チョリ~ッス！」
（出て行く）
アレルヤ「ボス、僕はどうしたら」
ボス「泥酔した胸の大きな女性が路上で暴れたらしく、つい先署の豚バコに放り込まれた。根気良く彼女の愚痴を聞いてやってくれ。ちなみに、そのシーンはシナリオに書かない」
アレルヤ「ああ、世界の悪意が見えるようだよ」
ボス「頼んだぞ、――アレルヤ」
アレルヤ「どうして僕にはニックネームがないんですか」
ボス「フッ、何故かな」
（ドアが開く）
遥ちゃん（ミレイナ）「ボスぅ~！お茶を持って来たですぅ~！」
ボス「ありがとう、遥ちゃん。君がいてくれて良かった」
アレルヤ「というかそのニックネーム、本名なんじゃ」
ボス「遥ちゃんの淹れてくれるお茶は我が署の名物だからね。……あっつッ！」
遥ちゃん「ウフッ。ボスったら、お茶目さんですぅ~」
ボス「まったくだ。―ふっ、あははははははははははは！」
遥ちゃん「っすっすっすっすっすっすっすっですぅ~！」
アレルヤ「なんで和んでるんですか！」
ボス「早く行け、アレルヤ！」
アレルヤ「ッ、分かりました。――アレルヤ・ハプティズム、目標へ飛翔します！」
ボス「飛ばなくていい」

（事件現場）
ネライウチ「CB署、捜査一係だ」
カタギリ「あぁ、これはこれは～どうもご苦労さまです。エリア３２、８支署のビリー・カタギリ巡査です」
ネライウチ「ガイシャは」
カタギリ「いやぁ、こちらでのう。ぺりっとご臨終なさっておいでですよ」
（シートを捲る）
ネライウチ「……ガイシャの身元は」
カタギリ「あい。え~名前はラッセ・アイオン、二十九歳。職業は……宇宙艇の操舵士だそうだし。（BGMが崩れる）えっ、操舵士だそうだす。いや、操舵士だそうです」
ネライウチ「……はあ、一言も喋らずに逝っちまったか。どうやらCDドラマに出る気はないようだな」
チョリッス「キャラが（自主規制）ってウワサがぁ」
ネライウチ「黙れチョリッス」
チョリッス「チョリ~ッス！」
ネライウチ「―で、死因は」
カタギリ「へいっ、え~毒性のあるGN粒子を大量に浴びたのが原因だと思われます。凶器はおそらく、アルバトーレでしょう」
ネライウチ「ここだけ本編に準じるのか」
チョリッス「アルバトーレって、あれっしょ？あの、金ジムって呼ばれてる」
ネライウチ「黙れチョリッス！」
チョリッス「チョリ~ッス！」
ネライウチ「よーし、聞き込みを始めるぞ」
チョリッス「そうい~ッス！」

（再びCB署）
ネライウチ「ボス、ただいま戻りました」
チョリッス「チョリッスりました」
ボス「ご苦労。―で、ラッセ殺しの犯人の手がかりは」
ネライウチ「鑑識により凶器がアルバトーレであることは特定できたので、その入手ルートを当たってみたんですがここ数年、アルバトーレは市場に出回ってないようで」
チョリッス「プラモ出てないしィ」
ネライウチ「黙れチョリッス」
チョリッス「チョリッス」
カタギリ「はい、え~凶器は海外から密輸されたか、ジムを改造して造られた模造品である可能性がありますね」
ボス「分かった。ハカセのいう通り、密輸ルートと模造品、この二つの線から凶器の行方を追ってくれ」
ネライウチ「分かりました」
（ドアが開く）
アレルヤ「も、戻りました」
ボス「どうした、アレルヤ。やつれた顔をして」
アレルヤ「泥酔した女性の愚痴を延々ときかされてたんです。私には戦う理由がないとか、エミリオがどうとか要領の得ない話ばっかりして、―ちゃんとしていればグラマラスな美人で通るのに、」
ボス「今後の捜査についてだが」
アレルヤ「僕の話を聞いて下さい」
ボス「断る！」
アレルヤ「ティエリア！」（涙声）
遥ちゃん「ブー！役になりきってないので、ハプティズムさん減点１ですぅ~」
アレルヤ「そんな……ミレイナ……」
遥ちゃん「ブーブー！わたしの名前は遥ちゃんですぅ！ハプティズムさん減点２ですぅ」
アレルヤ「ああ、世界の悪意が見えるようだよ」
ボス「よし、今日の捜査はここまでにしよう。―ネライウチ、どうだ。軽く一杯」
ネライウチ「いいですね。お供します」
ボス「チョリッスも、チョリッスかぁ~？」
チョリッス「チョリッスもしますぅ」
ボス「それから」
アレルヤ「いいです。もう何となくオチは分かってますから。僕は家に戻って、マリーを取り戻す算段でも悶々と考えることに」
遥ちゃん「ブーブーブーッ！協調性なしだブー！ハプティズムさん益々減点だブー！」
アレルヤ「そんな！ちゃんと空気を読んだじゃないか遥ちゃん！」
カタギリ「まぁまぁ、そんなにガリガリしてると解決する事件も解決しなくなる」
アレルヤ「誰ですかあなたは！」
ネライウチ「ハカセだよ」
ボス「ああ、ハカセだ」
アレルヤ「っ、どうして、この人にニックネームがあって僕にはないんだ」
ボス「フッ、何故かな」

２．여기는 CB서 수사1과


(전화벨)
보스(티에리아)「예, 여기는 CB서 수사1과……뭣이, 야오이 에이리어에서 살인? ……그런가. 알았다」
네라이우치(라일)「살인사건입니까, 보스」
보스「야오이 에이리어 32다. 즉각 현장으로 출동해라, 네라이우치」
네라이우치「알았습니다」
보스「쵸릿스!」
쵸릿스(세츠나)「쵸리~~~잇스!」
보스「네라이우치와 현장에 동행하게」
쵸릿스「쵸리~잇스!」
(나간다)
알렐루야「보스, 저는요?」
보스「꼭지돌게 취한 가슴 큰 여성이 길바닥에서 난동을 부리다 방금 전에 유치장에 처박혔다. 굳은 인내심을 갖고 그녀의 신세한탄을 들어주도록. 참고로, 그 씬은 시나리오에 들어가지 않는다」
알렐루야「아아, 세상의 악의가 보이는 것 같아」
보스「부탁한다, ──알렐루야」
알렐루야「무슨 이유로 제게는 닉네임이 없는 거지요」
보스「훗, 어째서일까」
(문이 열린다)
하루카짱(밀레이나)「보스으~! 차를 끓여왔어요~!」
보스「고마워, 하루카짱. 자네가 있어주어서 다행이야」
알렐루야「저기 그 닉네임은 본명 아닌」
보스「하루카짱이 끓이는 차야말로 우리 서의 명물이지. ……앗뜨뜨뜨뜨!」
하루카짱「우훗. 보스도 차암, 덜렁이시라니까예요~」
보스「그러게 말일세. ─후훗, 아하하하하하하하하하하하!」
하루카짱「예예예예예예예예예요오~!」
알렐루야「뭘 사이좋게 쎄쎄쎄 놀고 있는 겁니까!」
보스「어서 가라, 알렐루야!」
알렐루야「아, 알았습니다. ――알렐루야 합티즘, 목표를 향해 비상합니다!」
보스「날 필요는 없다」

(사건 현장)
네라이우치「CB서, 수사1과다」
카타기리「어이구야, 이거이거~수고가 많으십니다. 에이리어 32, 8지서 소속 빌리 카타기리 순경입니다~」
네라이우치「피해자는」
카타기리「여깁니다요. 홀까닥 임종하고 계시지어라」
(시트를 벗긴다)
네라이우치「……피해자의 신원은」
카타기리「이예이. 에~이름은 랏세 아이온, 29세. 직업은……우주선의 고량주랩니다요. (폭렬적으로 무너지는 BGM) 엣, 소다수랩니다요. 아니아니, 조타수랩니다요」
네라이우치「……후우, 말 한 마디 없이 죽어버리다니. 아무래도 CD 드라마에 나올 마음은 없는 모양이야……」
쵸릿스「캐릭터가 (자주규제)라는 소문이~」
네라이우치「닥쳐 쵸릿스」
쵸릿스「쵸리~잇스!」
네라이우치「─사인은 뭐지?」
카타기리「예입, 에~독성이 있는 GN 입자를 대량으로 뒤집어쓴 게 원인으로 보입니다요. 흉기는 필경, 알바토레겠지요」
네라이우치「이런 데서만 본편에 충실한 건가」
쵸릿스「알바토레라며언, 그거잖아요? 그, 금삐까 짐」
네라이우치「닥쳐 쵸릿스!」
쵸릿스「쵸리~잇스!」
네라이우치「좋아, 탐문수사를 시작한다」
쵸릿스「그러~잇스!」

(다시, CB서)
네라이우치「보스, 다녀왔습니다」
쵸릿스「쵸릿스왔습니다~」
보스「수고했네. ─그래, 랏세 살인범의 실마리는 찾아냈나?」
네라이우치「감식 결과 알바토레가 흉기인 건 확실해졌습니다. 입수 루트를 추적해 봤지만, 최근 몇 년간 알바토레는 시중에 유통되지 않은 모양입니다」
쵸릿스「건프라도 안 나왔고~」
네라이우치「닥쳐 쵸릿스」
쵸릿스「쵸릿스」
카타기리「예입, 에~흉기는 해외 밀수품이던가, 짐을 개조해 만든 모조품일 가능성이 있구먼이라~」
보스「알았다. 박사의 말대로, 밀수 루트와 모조품, 양쪽의 가능성을 고려해 흉기의 행방을 추적하게」
네라이우치「알았습니다」
(문이 열린다)
알렐루야「다, 다녀왔습니다」
보스「무슨 일이냐, 알렐루야. 얼굴이 말이 아니군」
알렐루야「억병으로 취한 여성의 신세 한탄을 귀에 못이 박히도록 들어줬어요. 내게는 싸울 이유가 없다는 둥, 에밀리오가 어쨌다는 둥, 두서없이 횡설수설 이러쿵저러쿵, ─가만히만 있으면 글래머러스한 미인으로 통할 텐데,」
보스「이후의 수사 방침에 대해서다만」
알렐루야「제 이야기를 들어주세요」
보스「거절한다!」
알렐루야「티에리아!」(운다)
하루카짱「뿌우─! 연기는 철저히 해야잖아요! 합티즘 씨 1점 감점이예요~!」
알렐루야「그럴 수가……밀레이나……」
하루카짱「뿌우─뿌우─! 전 하루카짱이에요! 합티즘 씨 2점 감점이예요」
알렐루야「아아, 세계의 악의가 보일 것 같아」
보스「좋아, 오늘의 수사는 여기까지로 하지. ─네라이우치, 어떤가. 한 잔 꺾겠나」
네라이우치「거 좋은데요. 동행하겠습니다」
보스「쵸릿스도, 쵸릿스인가~?」
쵸릿스「쵸릿스행하겠습니다」
보스「그리고」
알렐루야「됐습니다. 안 봐도 결말은 대충 알겠습니다. 전 집에나 가서, 마리를 되찾을 방법이나 애타게 궁리하겠」
하루카짱「뿌─뿌─뿌─! 협조성 제로다 뿌─! 합티즘 씨 계속해서 감점이다 뿌─!」
알렐루야「너무해! 제대로 공기 읽었잖아 하루카짱!」
카타기리「자아자아, 진정하지. 그렇게 아득바득하면 해결할 사건도 해결하지 못해」
알렐루야「누굽니까 당신!」
네라이우치「박사잖아」
보스「아아, 박사다」
알렐루야「어, 어째서, 이 사람한테 있는 닉네임이 내겐 없는 거지」
보스「훗, 어째서일까」